その他の雑学

なんとなく今日の雑学シリーズ④ 大人として使える物の言い方・挨拶のそもそも


今回は

なんとなく今日の雑学シリーズ④

大人として使える物の言い方・挨拶のそもそも

です

普段から、使用しているあいさつですが

昼は「こんにちは」、別れの時は「さようなら」

そもそも挨拶とは、何なのでしょうか?

また、物の言い方やメール、ビジネスなどにおいて

いざというときに、大人としての言い方が

出来ているでしょうか?

これは私も常々考えさせられる事があります。

言い回しには気持ちがあり、きちんと理由があり

意味があります。

だからこそ、出来ていないと「失礼」になるんです。

挨拶の語源

 

挨拶それぞれの言葉は

実は仏教に由来しています

禅僧の修行の一つで

お互いの質問を互いに答え合うことを

「挨拶」と呼んでいたそうです。

それが一般化したのが現在の挨拶です

こんにちは=今日は=きょうはと書きます

これは

「今日はお元気ですか?」の

文章を省略して生まれた物だそうです

現代の省略語によく似ています。

ちなみに、

「さようなら」は

「左様ならばこれで失礼します」の略です。

まずは聞いてもらう姿勢

 

例えば、相手にお願いするときは

「申し訳ありませんが」「お手数ですが」

と相手に聞いてもらう姿勢が大事です。

このように挨拶の言い方、言葉を沢山知っていると

相手に合わせた・気に入られる物の言い方が出来ます。

例えば、目上などの相手から、

何かを教えてもらう事があるとします。

「言われてみればたしかに」ではなく→「そこは気づきませんでした!」

などの言い回しで、同じような意味でも

相手に敬意を払う物の言い方になります。

もし逆に自分が、頑張って勉強した事などを

教える立場であったらどうでしょうか?

前者の言い方、「言われてみればたしかに・・」は

自分のことしか考えておらず、自己中心的で、

教えてくれた人にまず敬意がありませんので、

「どこから目線?」

と思われてもおかしくありません。

後者の言い方は

「そこは気づきませんでした!」とまず

まず指摘してくれた事を受け入れ、

そして教えてくれた相手を肯定し認めています。

 

物の言い方の基本

 

改めまして、物言いの基本としては、

相手を肯定し認めて、そして受け入れる事だと言われています。

具体的には、肯定する言葉は、「すごい」「面白い」などです。

まず相手が喜ぶように話すと、聞いてもらえる姿勢や土俵が出来ます。

「受け入れる事」とは、

まず自分とは違う意見を受け入れてから、

自分の意見を述べる事です。

後は、どれだけ挨拶の仕方や

言葉やその言い回しを知っているかです。

これにより、恐らくどのような

場合にも、大人としての対応が出来るようになります。

まず相手に敬意を払う気持ちが一番大事で、

これが物の言い方の基本となります。

言い方のあれこれ

 

やり方や考え方は色々ですが、

その中でもいくつか、物の言い方の具体例をご紹介します。

例えば、共感を得る言い方としては、

「大変でしたね」ではなく→「ご心配でしたね」

で相手の立場に立った言い方になります。

 

よく使う機会がありそうな場面としては、

■何かをお願いする時などで

「企画書を読んでおいて下さい」→「ご一読頂けると幸い(幸甚)です」

「絶対こうしてください!」→「こうしてもらえるように切に願います」

「失礼な話ですが」→「不躾な(ぶしつけ)なお願いですが」

 

■ねぎらいの言葉などで

「長い間有り難う・・」→「ご厚志頂き有り難う・・」

「評価してもらい感謝」→「本当に深謝(しんしゃ)致します」

 

相手に承認してもらいたい時なども、

「ご高承(ごこうしょう)を得たく思います」などの言い回しも

相手に敬意を払う言い方です。

ちなみに、ご高承の意味は、自分から見て他人(相手)を敬って、

その人(相手)が承知することです。

このように、言い方一つにも敬意を含む言葉や単語があり

相手に敬意を払う手段、気持ちを正確に伝えるため、

言い方・言葉は沢山知っていた方が

自分の気持ちを深く表現しやすいです。

 

言い方・言葉をご紹介します

 

ここまで読み進めて頂いた方に

上記を踏まえまして

使えそうな言い回しや言い方などを

いくつかご紹介します。

■使えそうな言い回し言い方

 

まず使えそうな言い回しとしては、

いつもありがとう→ご厚誼(ごこうぎ)に感謝します

お世話になりました→ご芳情(ごほうじょう)賜りましたことを感謝・・

配慮して頂き→ご高配について感謝いたします

そんなことは言ってません→内容に齟齬(そご)があるようです

お酒がのめないので→不調法な物で・・

申し訳ない→平にご容赦願います

謝ります→謝意を表します

忘れていました→失念しておりました

それも知ってるんですね→造詣が深いですね

今日はごちそうになりました失礼します→いただき立ちで失礼ですが、そろそろおいとまさせて頂きます

また少し変わった言い方で、

しゃれてますね→軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)ですね

おおざっぱですね→豪放磊落(ごうほうらいらく)ですね

などの言い方もあります。

■きれいな言葉・言い回し・美しい日本語

 

実用的ではありませんが、美しい日本語として

感動する→琴線にふれる

怒る→気色ばむ

浮気心→花心

密かに好きになる→岡惚れ

嫉妬深い人→悋気(りんき)深い

プロ級→堂に入る

派手でも地味でもないちょうどいい華やかさ→はんなり

天然の色合い→生成り(きなり)

たばこを吸うこと→紫煙(しえん)をくゆらせる

気持ちがはいっている事を確実に伝えたい→気は心と思って

まあざっくりとこんな感じですね・・

このまま書くと無限に書いてしまいそうなので

今回はざっくりと豪放磊落な終わり方で

また次回。