今回は5分で大人の雑学~第2回です
あと何年で石油は無くなるの?という疑問を
ざっくりとしたためていきます。
「大体50年分」位です。
しかしこれは、現状での原油の埋蔵量の指数で
実際には、枯渇するまでの年月ではありません。
そもそも埋蔵量とは
そもそもですが
よく聞く石油の埋蔵量の残り○○年という指数は
ざっくり今の段階での「油田開発」「掘削技術」によって
現時点で確認できる埋蔵量のことを言います。
ちなみに1970年頃にはあと30年分と言われていましたが、
2017年の時点で残り50~51年ほどの埋蔵量(約1兆7000億バレル)
となっております。
年々の技術の発展によって埋蔵量=掘削できる量は増えています。
埋蔵量とは石油枯渇までの日数では無く
実は今確実に掘れる石油の量です。
長期的に見ると、150年以上とも予測されています。
地域別の石油埋蔵量と消費
地域別の「原油埋蔵量」は
中東(サイジアラビアなど)が大体全体の50%、
米州(アメリカ・カナダ・ベネズエラなど)が大体全体の30%
ロシア方面が大体全体の9~10%
アフリカ方面が大体全体の7%ほど
アジア地域に関しては全体の2~3%ほどです。
続いて「消費」です
1日の消費量で
アメリカが1988万バレルで1位、
中国がで1279.9万バレルで2位
インド・469.0万バレルで3位
日本398.8万バレルで4位と続きます
最近ではアジア全体の消費量が増えてきていて、
消費の内訳は、輸送用としての消費が大きな割合を占めています
輸送用での用途が大体60~70%です。
注目のシェールエネルギー
最近は、新しい資源が多く登場しています
よく聞くシェール○○が有名です、
シェールガス・オイルシェールとは天然資源で
石油になる前の段階で地層に堆積した頁岩の層でとれる資源で
技術が進み採掘が急成長している資源です。
シェールオイル可採資源量は3,450億バレルと推定されており、
現状の主なシェールオイル資源保有国は、
アメリカ、ロシア、中国、アルゼンチンなとなっています。
この資源は広い世界・色々な地域で採掘ができ、
近年採算もとれるようになってきた事から実用化が進み
より注目されている資源で、当面は石油資源の
枯渇の心配は無くなりそうです。
未来のエネルギーは?
その他の新エネルギーですが
太陽光発電・太陽地熱発電・地熱発電
最新の風力・水力など、様々な新エネルギーが開発されていて、
廃棄物発電(ゴミなどを焼却する時に得られる火力を利用して発電をする)
波力発電(波の巨大なエネルギーを利用する発電)
潮力発電(自転や月の引力によって、満潮や干潮の大量の海水が移動する力を利用)
など様々な環境問題も考慮した
新エネルギーなどが研究開発されています。
自然にあるエネルギーを利用することで2019年の時点では、
未来に向けて、永続的な利用を可能にする発電が特に注目されています。
お話はつきませんが
今回は以上です
それではまた次回。