歴史の雑学

5分で大人の雑学~⑧ そもそも宇宙とは?~宇宙科学の歴史


今回は

「5分で大人の雑学~⑧ そもそも宇宙とは?~宇宙科学の歴史」

です。

2019年現在 ・・

日本では「はやぶさ2」が話題となっています

2020年末頃に帰還予定だそうです。

「はやぶさ1」は、「その時行ける星」に行って調査しよう

「はやぶさ2」は、「今行きたい星」に行って調査しよう

という計画を聞くと、技術の進歩が身近に感じられます。

そして「はやぶさ2」大きな目的星は小惑星リュウグウです。

リュウグウには太陽系が生まれた頃(約46億年前)の水や有機物が、

残されているそうで、地球の水・生命を構成する有機物はどこから来たのか、

リュウグウ地下の岩石サンプルを持ち帰り、その謎が解き明かされたら

大きな発見となります。

最近めざましい発展を続けている宇宙科学

今回は、現在までのその宇宙科学の成り立ちをざっくり

書いていきます。

天動説とか地動説とか

まだまだ神様がこの世界を作ったと

信じていた時代

世の中は「天動説」

地球が宇宙の中心で止まっていて

その周りをすべての星が回っていると信じられていました。

しかし1510年頃コペルニクスが「地動説」を発表

地動説は地球が太陽の周りを回っていると言う説です。

1609年 ガレリオガリレイが

自作の望遠鏡で宇宙を観察し

木星の周辺に4つの衛星を発見さらに

その衛星が木星のまわりを回っている事を発見。

17世紀にはアイザックニュートンが

「万有引力の法則」を発見

「万有引力の法則」は何故リンゴは地面に落ちるのに

地球は太陽に落ちて行かないのか?と言う疑問から

導き出され、物体はすべてそれぞれ引っ張り合う力がある・・。

と言う内容です。

これらの考えや発見が今の宇宙科学へと続いています。

ハップルの発見と宇宙膨張説

アメリカの天文学者

エドウィンハップルが1929年に

巨大な望遠鏡を制作し宇宙を観測した結果

宇宙が膨張している事を発見します。

光が遠ざかっているほど光は赤く見えて

近いほど青く見える光の性質があります

観測結果で銀河系の外にある星は

すべて赤みがかっていました、

そこから

宇宙は膨張していると言う考えに至ります

「宇宙膨張説」はここから生まれました。

この大発見によって宇宙は静止していない事が

証明され、

今宇宙にある「ハップル宇宙望遠鏡」も

この功績からその名がつけられています。

ヒッグス粒子とは

 

1960年代 イギリスの物理学者

ピーターヒッグスが、

宇宙がが始まったときに無秩序に飛び回っている

粒子の動きを抑制し重さ与えるような

存在があることの仮説を立てます。

これまでの宇宙の理論から考えると

その存在が無ければ矛盾が生じると言う考えです。

この考えが正しくなければ

現在までの宇宙理論がすべて嘘になってしまうほど

重要な研究でした。

2012年ようやくその存在が証明され

今までの宇宙理論が正しいと

言うことが証明されました、

大きく宇宙誕生や宇宙科学の解明が

前進したことになります。

インフレーション理論とビックバン

1940年代にジョージカモラが

宇宙はある一点から、生まれたと考えました

その一点から大膨張して今の宇宙があると言う理論です。

しかし当時はこの考えは馬鹿にされ

その考えはまるで大爆発(ビックバン)じゃないか

と悪口を言われていたそうです、

その呼び方が今のビックバン理論の名称となりました。

そしてその大膨張の元が超高温で超高密度の

火の玉のような状態でそれが大爆発したと言う

理論がビックバン理論であり

その超高温の火の玉はどうやって生まれたか?

と言う疑問を説明した理論が

「インフレーション理論」です

インフレーションは「膨張」という意味で

2019年現在は

無に近いような粒子が急激に膨張して

それが火の玉となり大爆発(ビックバン)

を起こしたと言う見解です。

大爆発を起こしたその最初の宇宙は

すごい高温でさらに高速で粒子が飛んでいる状態で

その粒子に重さ(質量)が無ければ

物がくっつくことも無く星が生まれることもありません

その粒子の動きを抑制し重さ与えるような

存在が上記ヒッグス粒子となります。

ざっくり星の作り方

上記を踏まえて

粒子にヒッグス粒子がくっついて

粒子に質量が加わり、重さが出ます

その質量同士が結びつき、原子核が生まれます。

原子核から原子が生まれ、そこから最初の元素とされている

一番軽い元素「水素」が誕生します、

そして次に軽い「ヘリウム」が生まれます

水素とヘリウムが結びつくと核融合がおきますので

これがまさに太陽のような状態となります。

水素が無くなると

ヘリウム同士が集まり、炭素や酸素が出来ます

炭素と酸素からはマグネシウムやケイ素など

鉄などが出来ます。それらが集まり高温を放ち

大爆発することを超新星爆発と呼び

それらが何度も集まっては大爆発を繰り返し

あらゆる元素が宇宙にまき散らされます

その結果の集合体の一つが現状固まった物・状態が太陽であり

その太陽の周りの、チリやガスが集まり

地球やその他の星が出来たとされています。

どんどん発見されている宇宙

一昔前までは

宇宙誕生は137億年前とされていましたが

2019年現在では138億年前とされています

ビックバン直後の光を観測した結果だそうです

また宇宙はこれからも広がり続けるという事が

解ってきたそうです。

生命の起源・地球外生命体・・・・

宇宙の話は尽きません。が

今回はここまでにしたいと思います

 

今回もご愛読有り難う御座います。