その他の雑学

もし織田信長が株式投資をしたらと想像してみた話


1. 信長の投資スタイルを一言で言語化するなら

キーワードで言うと:

  • 集中投資(天下統一のためにリソースを一点に集める)

  • 先行投資(鉄砲・楽市楽座・城下町づくり)

  • レバレッジ志向(同盟・婚姻・商人を使って影響力をテコ入れ)

これを投資に置き換えると、

「少数の銘柄にドカンと張り、
 その代わり“時流が変わるテーマ”にしか投資しない人」

になりそう。


2. 信長が好みそうな銘柄イメージ

① 新技術・ゲームチェンジャー株

信長:鉄砲・鉄砲隊をいち早く大規模導入
→ 今で言えば、

  • AI

  • ロボット・自動化

  • 新エネルギー

  • 革新的な物流・通信

など、「戦い方そのものを変えるテクノロジー企業」を好むはずです。

例えるなら

  • 「まだ誰も本気で評価していない新技術」

  • 「古い業界のルールを書き換えるサービス」

こういう銘柄に、かなり早い段階で大きく張るタイプかなと思う。

② インフラ・流通の“要衝”銘柄

楽市楽座・城下町づくり・関所のコントロールなどから考えると、

  • 物流インフラ

  • 決済・金融インフラ

  • ECプラットフォーム

  • 交通・データ回線

のような、「モノと人とカネの流れを握る会社」も大好物だと思われます。


3. 信長の投資ルールを勝手に言語化してみると

① 買いルール(攻め)

  • 「旧勢力が嫌がるビジネスか?」
    → 既得権を崩す企業を好む

  • 「スピードと拡張性があるか?」
    → 短期間でシェアを取りに行ける戦略か

  • 「いざとなれば“天下布武レベル”のインパクトがあるか?」
    → 単なる小さな改善ではなく、構造を変えるレベルか

② 売りルール(撤退)

信長の性格からすると、

  • 一度決めたら引かない=損切りが遅くなりがち

  • しかし「無理」と判断したら一気に切り捨てる=ロスカットも極端

という両面がありそうです。

投資で言うと:

  • ある程度までは「まだ巻き返せる」と粘る

  • 一線を超えたら、感情を切って一気に売る

その瞬間のひと言が、
「是非に及ばず(もう悔やんでも仕方ない)」
みたいな感じかもしれません。


4. 信長流をマネすると危ないところ

信長は「結果的には歴史に残る人」ですが、
同じことを普通の人が投資でやると、かなり危険です。

危ないポイント:

  1. 集中投資しすぎる

    • 信長:美濃・近畿など、狙いを一点に絞って一気に攻める

    • 凡人:生活資金まで高ボラティリティ銘柄一本勝負 → 心臓に悪い

  2. レバレッジの使い方が極端

    • 信長:同盟・婚姻・宣教師・南蛮貿易と、ありとあらゆる外部資源をテコにする

    • 凡人:信用取引・借金投資に走ると、一発退場コース

  3. メンタルが“信長じゃない”

    • 信長レベルの胆力・決断力・情報収集力がないまま、
      行動だけ真似ると負ける確率の方が高いです。


5. それでも真似して良い「信長ポイント」

逆に、**殿の投資でも取り入れて良さそうな“信長要素”**を言語化すると:

  1. 「時代の方向」を先に決める

    • 個別銘柄の前に、
      「どんな社会変化が必ず来ると思うか」を言語化する癖。

    • 例:高齢化・人手不足・省エネ・AI など。

  2. 「やらない市場」をはっきり決める

    • 信長は「攻める方向」と「見捨てる方向」が明確だった。

    • 投資では、「理解できない業界には手を出さない」を徹底する。

  3. ルールを“旗印”のように掲げる

    • 天下布武というスローガンのように、
      殿も自分の投資マイルールを一文で掲げておく。

例:
「拙者は、“なくなっても生活に困らないお金”で、
未来のインフラになる会社だけに投資する。」