科学の雑学

5分で大人の雑学~⑤ PM2.5とは?


今回は

5分で大人の雑学~⑤ PM2.5とは?です

実際にTVなどでよく聞くPM2.5ですが

実際どのように体に悪いのか

ざっくり書いていきます

PM2.5とは

 

まずPM2.5の「2.5」は大きさを表しています

大気中に舞うチリの中で、

排気ガスや化石燃料の燃焼など

人為的に生み出されたものは

大気中に1~2割ほどあります

そのチリの中で2.5マイクロメートル以下の

物質をPM2.5と呼び

その主成分は

炭素・硝酸塩・硫酸塩・金属などになります。

マイクロメートル

 

マイクロとは100万分の1の単位で

1マイクロメートルは

0.001 ミリメートル、

1000 ナノメートルと等しい大きさです

比較すると

大腸菌は1マイクロメートル

毛細血管の断面が10マイクロメートル

スギ花粉が30マイクロメートル

ちなみに人間が目で見える大きさの

限界は100マイクロメートル

0.1~0.2ミリメートルです。

PM2.5の何が問題なのか?

 

では実際に何が公害・問題なのかというと

この「サイズ」が1番の問題で

これを人間が吸い込んだら

その小ささから、体の奥の肺胞まで届いてしまい

ぜんそくや心臓疾患・肺がんなどのリスクが

大いに高まることになります。

さらに花粉などのほかの物質と

PM2.5などが合わさる事により

(スギ花粉は30マイクロメートル)

花粉症がさらに悪化したりなど

さらなる健康被害を起こす

事が大きな問題となっています

 

その他の粒子状物質

 

「PM10」

・・大気中に浮遊する微粒子のうち、

粒子径が概ね10マイクロメートル以下のもの。

日本では、PM10は環境基準に採用されていない

 

「浮遊粒子状物質」

・・・浮遊粒子状物質 PM10とは異なる。

PM6.5 – 7.0に相当し、PM10よりも少し小さな微粒子、

大気汚染の指標として日本だけで用いられる。

 

「超微小粒子」

・・PM0.1など。PM2.5よりもさらに1桁以上小さい物質

PM2.5と比べて健康影響が大きいとされるが、研究途上のようです

 

注意喚起が行われた時と対策

 

PM2.5の濃度が1日平均値70μg/m3で健康影響の可能性が

ある為、自治体などから注意喚起が行われるようです

PM2.5濃度は、「そらまめ君」という

環境省大気汚染物質広域監視システム

サイトで確認できます。

 

もし注意喚起が行われたら、

◆屋外にいるとき

○PM2.5を大量に吸い込まないよう、長時間の激しい運動を減らす

○マスクを着用する

◆屋内にいるとき

○不必要な外出はできるだけ控える

○換気や窓の開閉を必要最小限にする

 

とのことです。

 

今回はここまでです

ご愛読有り難う御座いました。